ITモニタリング & IIoT-SCADAのサイトラインシステムズ
Sightline EDM(Enterprise Data Manager)は、Sightline製品の中核となるWebベースによるパフォーマンスとキャパシティ・マネジメントの製品です。Sightline EDMは、OSプラットフォーム、ミドルウェア、CSVファイル、OPC UAサーバ等の様々なデータソースから、リアルタイムに時系列データを収集し、可視化/分析、蓄積を行います。
Sightline Power Agent™(以下Sightline PAと略します)やInterface Agent™ (以下Sightline IAと略します)によるエージェント・ベース処理とエージェント・レス処理の組み合わせにより、数千以上のシステムからメトリクスを集約し、分析、各種チャートの表示、レポート作成、アラート・マネジメントを行うことができます。収集された各種メトリクス・データは、Sightline EDMに送信され、格納/蓄積し一元的にマネジメントします。
Sightline EDMは、データを収集し格納するSightline DCS(Data Collector Service ) とWebベースのユーザー・インターフェースを提供するEDM Web Service(EDM Web Application)の2つのコンポーネントから構成されたJ2EEアプリケーションです。これら2つのコンポーネントは、データの収集/メンテナンス、エージェントの設定/マネジメント、アラート処理、レポーティング、Webベースのユーザー・インターフェース等の多くの機能を提供し、これら機能を一元的にマネジメントします。
Sightline EDMの統計分析ツールと相関分析エンジンにより、データを実用的な情報に可視化し、効果的にパフォーマンス分析や事象の解明、そして問題解決のための根本原因分析を行えます。
Clairvor-RCA(ルート・コーズ・アナリシス)による根本原因分析は相関分析とレポートの組合わせであり、発生した問題を特定するために必要な情報を提示します。 システムの稼働停止、アラート、応答時間の遅延のようなIT環境での問題が発生したタイミングで自動実行され、その結果(RCAレポート)をE-Mailで通知することもでき ます。Clairvorは複数データ・ソースからデータを分析するプロセスを自動化します。相関、ドリル・ダウン、可視化も含まれます。ルート・コーズ・アナリシスの複数ステップを自動化することにより、ユーザーは時間を節約でき、潜在的な問題を特定しながら精度を向上させ、迅速に問題を解決します。Clairvorによって何時間あるいは何日もかかる問題の特定と解決時間を劇的に短縮することができます。
Sightline EDMはITビジネス・サービスにおけるクリティカルパスをITインフラストラクチャ全体で特定しモニタリングすることで、問題の発生の前にそれを検知し、パフォーマンスの大きな障害となる前に解決することが可能です。
Sightline EDMは今日のパフォーマンス・マネジメント・ソリューションで利用可能な最も強力な可視化機能である、クイックチャートとレポートを提供します。レポートはユーザーによってカスタマイズすることができ、ユーザーの利便性に合わせてレポート実行を自動化させることができます。
可視化(visualization) – クイックチャートとレポーティング
Sightline EDMが取扱う時系列データ( Time Series Data )には、タイムスタンプが等間隔のパフォーマンスデータと、イベント発生時のタイムスタンプのイベントデータの2種類をサポートしています。
IIoT(製造/産業Iot)コネクティビティを確保するためOPC UA(OPC Unified Architecture)に対応し、製造現場における多種多様なデータソース(PLC/DCS、デバイス、センサー、製造システム、等)から、ミリ秒レベルでの高速なデータ収集を実現しています。
また、OPC UAに非対応なデータソースからは、製造現場で日常使用されているCSVデータ形式のファイルや、カスタマイズ用API利用してのデータ収集を可能としています。
OPC UA:
https://jp.opcfoundation.org/about/opc-technologies/opc-ua/
ミリ秒単位のタイムスタンプを付与したCSVファイルを高速に収集することができます。 CSVファイルは、発生周期が等間隔のパフォーマンスデータとイベント発生時のイベントデータを読込むことができます。
収集されたメトリクスは、PAやIAあるいはOPC UAサーバから取得したメトリクス(タグデータ)とまったく同様に取扱うことが可能です。
時系列データを効率的に格納するための時系列データベース(TSDB:Time Series DataBase)と、高速に時系列データを読出すためのメモリDBを組合わせた、Sightline EDMの専用データベースです。多種多量なパフォーマンスデータを長期間効率的に記憶装置に格納する形式として、 時系列データベースを実装します。
SightlineDBは、ミリ秒単位の時系列データの取扱いに優れたデータベースであり、 RDBMSやEDM従来の保存形式(Sightline TraceFile)に比べ、格納や検索等に対して高速なデータ処理と大幅なディスク容量の低減が可能です。
JMSは、収集した時系列データをSightlineDBと同時に、外部のRDMに格納するコンポートです。
Sightline EDMは、エージェント( Sightline PA(Power Agent))の設定機能を提供します。エージェント・ベースのデータ収集のための設定およびマネジメントは、WebベースのSightline EDMコンソールから行なうことができます。Sightline EDMを利用することにより、ワークロード定義更新、ログ・ファイル参照、エージェント再起動時に、エージェントをインストールしたシステムへ直接アクセスする必要がなくなります。
エージェント設定の詳細
ユーザインタフェースの他言語対応や、モバイルデバイス向けユーザインタフェース、ユーザロール設定によるセキュリティマネジメント、外部システム連携用APIを提供いたします。
その他マネジメント機能の詳細
Sighline EDMはどのようなLinuxシステムでも、下記最低限のハードウェア・コンフィグレーションでインストール可能です。Sightline EDMの構成はマネジメントするインスタンスの規模に応じて変動します。AdminDB用のDBMSやWildflyなどのライセンスは付属しておりません。
Sightlne EDMで収集した時系列データは、SightlineDBに格納されますが、 ユーザロール等のユーザー情報や、様々なマネジメント情報を格納するAdminDBのために下記のDBMSのいずれかが必要です。
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